好奇心と憧れ。かけがえのない人たちとの出会いが、いつだってわたしたちの感性を刺激する。だから、また、誰かを好きになる。Kastaneが恋する、イノセントで魅力的なひとたち。第1回はUNCINQ -vintage&handwork-店主の、平野 みかほさん(前編)。
2020.10.01Aoi Yoshida (Kastane Press)
CONTRIBUTED BY
MIKAHO HIRANO
UNCINQ -vintage&handwork-
Shopkeeper
Q:今季のKastane、セレクトしたアイテムはいかがですか?
全体的な印象は、「モダン」という印象でした。年齢問わず着用できそうな商品も多く、カラーバリエーションも豊富。洗練された遊び心があり、リズミカルに拝見できました。私自身は無意識でしたが自然とピスタチオカラーを数多く選んでいて、今季、気になっているカラーなのかも(笑)。
秋から冬にかけて、寒さを増す毎にどうしても身に付ける色味が黒だったり茶系だったりと落ち着いてきてしまいがちな方も多いと思うので、選択できる色味の展開が多いことで「冬を楽しもう」というKastaneらしい前向きでポジティブな雰囲気を感じることが出来ました。
Q:Kastaneのアイテムに合わせたスタイリングのイメージは?
タイトル通り、アンサンクで扱っているヴィンテージ品と組み合わせることで単品では見せられない表情の変化が出せれば、と想像していました。ただ、なんとなく、それ以上の「かわいい」が見えなくなってしまいそうなので、スタイリングする際に最初から終着地をカチっと決めないようにしていて。
その時のテンションや感覚に身を委ねながら、既製品と古着を重ね合わせる“面白さ”を純粋に楽しみました。
チェックブラウスとセミノール族のスカートの柄×柄合わせは、どこかの民族衣装っぽく見え、お気に入りだそう。
「やっぱり、スタイリングの中にブラウスを取り入れたらアンサンクらしくなりますね(笑)」と平野さん。
Q:Kastaneの服を着る女性ってどんなイメージですか?
Kastaneで買いたい!と、Kastane愛の強い方が着用しているイメージですね。
ブランドの企画をされている成田麻美さんと仲良くさせて頂いているのですが、ここ数年は彼女の背中をずっと見てきました。彼女は自分の直感に従って常に新しい事に挑戦し続けていて、沢山の人達に「Kastaneのお洒落の提案」を楽しんでもらいたいという気持ちに溢れています。
彼女は、秋冬と春夏のコレクションでガラッと印象を変えたりするんです。そういう潔さが私自身も面白いなと感じますし、多方面から新しい自分を引き出してくれるKastaneに魅了されるファンの方が多いのではないでしょうか。
PROFILE
平野みかほ/ヒラノミカホ UNCINQ -vintage&handwork- 店主。年に数回の買い付け、オリジナルブランドcigogne (ジュエリー) / perna. jewelry (ジュエリー) / yoyo (アパレル・ライフスタイル) / valo adornments (コンテンポラリーヘアジュエリーブランド) の企画、製作など活動は多岐にわたる。
Instagram : @uncinq_boutique