ENCOUNTERS

A strong tie
with Kastane.

Kastaneが恋するひとたち / 三枝夕美さん(前編)

好奇心と憧れ。かけがえのない人たちとの出会いが、いつだってわたしたちの感性を刺激する。だから、また、誰かを好きになる。Kastaneが恋する、イノセントで魅力的なひとたち。第3回はアクセサリーアーティストの三枝夕美さん(前編)。

2020.10.01Aoi Yoshida (Kastane Press)

CONTRIBUTED BY

YUUMI SAIGUSA

YUUMI SAIGUSA

Accessory Artist

Q:今日セレクトしたKastaneのアイテムはいかがですか?

一番最初にこのコートが目に入ってきました。「これだ!」って。自分が買い物する時と同じ感覚です。遊び心があって、バランスがかわいい。内側の紫のカラーがアクセントになっていて、あれは絶対見せなきゃ損ですね(笑)。

 

Q:合わせたスタイリングの小物が素敵ですね。

これはもうずっとつけているものなんです。スタイルにかかわらず。このコートは、いつも私が身につけているアイテムに飛び入り参加してくれた「スペシャルゲスト」みたいな感じです(笑)。それがとてもいい感じに調和してくれましたね。

 

Q:Kastaneの服を着る女性ってどんなイメージですか?

「ファッションを楽しみながら、常に新しいことを模索している女性」かな。最初に出会った頃はかわいかった女の子が、いつの間にか「かっこいい女性」に成長していて、「自らが楽しいと思えること」を大切にするライフスタイルを送っているというイメージ。ライフステージが変わっても、ブランドと一緒に着る人自身も成長していける、という印象ですね。根強いファンがいるのがとてもよく理解できます。

 

 

Q:普段はどんな作品を作ってらっしゃるんですか?

もともとアクセサリーからスタートしたんですが、空間にも興味があって、最近は雑貨やインテリアまで、ひとつのカテゴリーにこだわらず常に変化しています。Kastaneさんとはもう7〜8年のお付き合い。別のブランドの展示会で新家さんと出会って。それからアクセサリーやバッグなど、ずっと一緒に作らせていただいています。

 

 

Q:わたし(新家)がブレスレッドをオーダーさせていただいたんですよね。石を追加したり、自分で好きな色を入れられるブレスレッド。

そうそう! 柔軟なデザイナーなんです、私(笑)。Kastaneのみなさんからいつもアイデアをもらって、それを自分の中でクリエイティブに落とし込んでいく。いろいろミックスさせていくのがとても楽しくて、いつだって期待に応えようって思います。どの仕事もワクワク感があるし、完成すると、自分でも見えなかったような新発見があるんです。

 

Q:いつも提案していただくパーツなんかが、見たことないものばかりです。アクセサリーが気分じゃない時だって、なんか使いたいという気分になります。それと、いつも私物がすごくかわいいですよね! つけ襟とか。

ああ! 自分のファッションに取り込めそうと思って、アメリカのマーケットで購入したジーンズ生地のよだれかけですね。あれに興味を持ってくれましたね。そんな感じで、思いもよらないような小さなきっかけから、いろんなものが次々生まれる感じがいつも本当に楽しい。トレンドに合わせて「これ作って欲しい!」というより、自由な発想を大切にしていただける。お互いの意見をいい具合でキャッチボールできて、そのラフさがすごく心地がいい。その感じが、新しい発想やデザインにつながっているのかもしれないですね。

 

Q:Kastaneはどんなイメージですか?

毎回変化球を投げてきます(笑)。いつでも「そこいく?」って感じの、驚きとワクワクを与えてくれます。自分の可能性を広げてくれるパートナーですね。私のことを尊重してくれて、いつでも「自分のスタイルを取り入れてくださいね」と言ってくださるのが、すごい嬉しいんです。わけのわからないようなパーツまで、ちゃんと見てくれるんですよ。だから出来上がった時、何百倍も嬉しい気持ちになるのかな。

 

Kastane:三枝さんは、いつも期待以上のものを仕上げてくださる。初めて見せていただく時、いつも本当にかわいいと思いますし、感覚でしか伝えられないことをきちんと掘り下げてくれるんですよね。歴史やバックボーンといったことまで。だからこそ、お店のスタッフがすごく喜んでくれるんです。あとは、チューニングの天才です。私たちの意向をお伝えすると、次に持ってきていただくものがもう完璧なんです。イメージをつかむ力が素晴らしいんですね。

 

PROFILE

三枝夕美(さいぐさゆうみ)/ 東京出身。19歳の時に渡英。ロンドンの美術学校で陶芸を学んだ後1995年に帰国。2000年よりアクセサリーブランドUANDMI31WORK(ユーアンドミ・サンジュウイチワーク)をスタートさせ、オーストラリアでも活動。2003年に拠点を日本へ移しメンズ、キッズ部門を立ち上げ本格的に始動させる。2017年より"Simple lives is natural spirit"をコンセプトにライフスタイルや空間にフォーカスをしたライン31work creationをスタートさせる。2018年より拠点をニューヨークに移し現在東京でも活動中。Instagram : @31workcreation