好奇心と憧れ。かけがえのない人たちとの出会いが、いつだってわたしたちの感性を刺激する。だから、また誰かをすきになる。Kastaneが恋するイノセントで魅力的なひとたち。第7回はSYAN director / 米澤香央里さん(前編)。
2020.12.27AOI YOSHIDA(Kastane Press)
CONTRIBUTED BY
KAORI YONEZAWA
SYAN Director
Q:今日セレクトしたKastaneのアイテムはいかがですか?
一番最初に目に飛び込んできたのがワンピースと白のベスト。
レイヤードスタイルが好きなこともあり即決でしたね。
- tops(Kastane) / onepiece(GHOSPELL)
- shoes (Kastane)
- accessory(valo_adornments)
- cosmetics / bag (米澤さん私物)
もうひとつが取り外し可能なケープ付きのアウター。こちらも一目惚れです。
今日の撮影は作品撮りも兼ねていたので、特にデザイン性があるアイテムに惹かれました。
Q:作品撮りと自分がプライベートで着る洋服は別?
そうですね。作品撮りで使えると思って買った服はその後着てないことが結構あるかもしれない。撮影にはトップまでの見え方が可愛いアイテムを意識して選んでいるんです。
Q:ファッションで譲れないことは?
学生の頃からライフスタイルの中で「洋服」というカテゴリが占める割合がとても大きいですね。「これだ!」というアイテムに出会って買って帰るまでのプロセスが、自分にとって一番好きな時間なんだろうなって思います。いつもときめくモノを直感で選びます。決め手は一目惚れするかしないか。家にある服と合うかどうかは考えないですね。それと、作品撮りではモデルさんが決まった後、次に考えるのはヘアでもメイクでもなくまずは“洋服”です。それくらい着る服に絶対に妥協したくない。モデルさんの顔を思い浮かべながら服を選んでいる最中に、「これならアップスタイルにしたら可愛いな」とか「レイヤーウルフが合うな」と、服とヘアスタイルのバランスを考えていきます。嬉しいことに作品に対する質問は、化粧品よりも洋服についての方が圧倒的に多いですね。
Q:小さい頃からファッションやヘアメイクに興味があった?
髪の毛に触れることが好きだったし、洋服にも興味がありましたね。従妹がモデルをしていたのでその影響を強く受けていたかも。お金をかけずに自分のコンプレックスをカバーするための工夫を楽しんでいましたね。10代の頃はとにかく「人と被らないファッション」がテーマでした。
Q:ファッション業界へ進みたいとは思わなかった?
そうなんです。私にとって洋服は一番の「趣味」なのかもしれません。
だから自分の好きなことを仕事にしてる人は、本当にすごいと思います。
Q:Kastaneの服を着る女性のイメージ・ブランドの印象は?
有難いことにKastaneのスタッフの方にもよくサロンを利用して頂いているのですが、身につけている洋服を見て「あっこれKatsaneなんですね!」と驚くことがあります。ルールがないというか、個性を大事にしていて、いい意味でひとつのブランドの世界に染まっていない。そこに魅力を感じますね。
以前はガーリーでナチュラルな印象でしたが、今はいいバランスでどんな人でも上手にトレンドを取り入れるレール作りをしてくれるようなイメージです。実際今回手にとってみて、可愛らしい雰囲気の中に洗練されて個を大事にするような「強さ」が入っているような印象を受けました。服を選ぶ楽しさが買い手に届くようなイメージ。常に新しいことにチャレンジしながら進化を続ける「わくわくする感覚」がファンを魅了しているのではないでしょうか。
今回米澤さんにKastaneの服に合わせたヘアメイクを自由に表現して頂きました。
▽Kaori Yonezawa × kastane こちら よりご覧ください。
profile
米澤 香央里(よねざわ かおり)
千葉県出身。日本美容専門学校。資生堂SABFA。
都内3店舗を経て、2012年よりSYAN Directorに。雑誌撮影の他に、ブライダル、アパレルルック、アクセサリーブランドを立ち上げている。